HyperliquidEVM:転送方法からL1への戻し方と触ったdApps

目次

HyperliquidEVMについての概要

HyperliquidEVM(以下、HyperEVM)は、HyperliquidのLayer-1(L1)ブロックチェーンに統合されたEthereum Virtual Machine(EVM)互換の環境です。

Hyperliquidは、高速で透明性の高い分散型取引所(DEX)として知られ、特にパーペチュアル先物取引で大きなシェアを持つプラットフォームですが、HyperEVMの登場によりスマートコントラクトの機能が追加され、DeFiアプリケーションの開発が可能になりました。

HyperEVMは独立したチェーンではなく、Hyperliquid L1の一部としてHyperBFTという独自のコンセンサスアルゴリズムで保護されています。これにより、L1のネイティブ機能(スポット取引やパーペチュアル注文簿)とEVM上のアプリケーションがシームレスに連携できる自主的にできるのが特徴です。

HyperliquidEVMの主な特徴

  • 高速処理: Hyperliquid L1は1秒未満のブロック確定時間と毎秒10万件以上の注文処理能力を持ち、HyperEVMもこの低遅延を引き継ぎます。
  • HYPEトークン: HyperliquidのネイティブトークンであるHYPEは、HyperEVM上でのガス代として使用されます。
  • Ethereumとの互換性: ERC-20トークンや既存のEthereumツールが利用でき、開発者にとって使いやすい環境を提供します。

HyperEVMは2025年2月にメインネットで正式にローンチされ、現在はテストネットから本番環境への移行が進んでいます。これにより、Hyperliquidは単なる取引所から、高性能なDeFiエコシステムの基盤へと進化しました。

Hyperliquidのエアドロップ割り当ての残り枚数

性能とかよりも気になるのはエアドロップの残り枚数。

。Hyperliquidは2024年11月29日に過去最大規模のエアドロップを実施し、総供給量10億HYPEのうち31%(3億1000万HYPE、約12億ドル相当)を9万人以上のユーザーに配布しましたね。大規模なエアドロップを指咥えて見てました

このエアドロップはVC資金を受けず、コミュニティに還元する姿勢が話題となり、HYPEの価格はローンチ時の$3.90から現在約$20まで上昇しています。最高値$25くらい。

総供給量の38.888%(約3億8888万HYPE)が将来のエミッションやコミュニティ報酬用に確保されています。2025年3月時点で、初期エアドロップ後の残りの割り当てはまだ全額配布されておらず、約4億2800万HYPEが未請求のままコミュニティ報酬ウォレットに残っていると報告されています。

EVM利用促進キャンペーンに期待

今後、HyperEVMの利用促進を目的とした「HyperEVMシーズン」などのキャンペーンで、早期利用者やアクティブユーザー向けに追加配布が期待されています。具体的なスケジュールは未発表ですが、公式アナウンスに注目。

L1チェーンからEVMへの転送方法

Hyperliquid L1からHyperEVMへの資産転送は、特にHYPEトークンにおいて現在メインネットで対応しています。

以下に手順を解説

ウォレット準備

Hyperliquid対応ウォレット(例: MetaMask)を接続し、HyperEVMネットワーク(Chain ID: 999)を追加します。RPC URLはrpc.hyperliquid.xyz/evmです。

HYPEの転送

L1側(spot取引でHYPEを購入)メニュータブからポートフォリオを選択しHYPEの残高を左にスワイプしていくと、Transfer EVMがあるのでタップ。

送りたいHYPEの枚数を入力し、逆にEVMからL1に戻す時は真ん中(赤丸部分)をタップすればOKです。

注意点: 転送には少額のUSDC手数料がかかります。

HyperEVMからL1への戻し方も簡単なので、EVM触っていきましょう!

EVMで触ったDAppsを少し紹介

HyperEVM上では既にいくつかのDAppsが稼働しており、以下に私が触ったアプリケーションを紹介します。

HyperSwap

HyperEVM上の分散型スワッププロトコルです。ステーキングも可能なので数枚入れておきました。ポイント制も導入されると思うので毎日使ってボリュームを残しておきます。

LoopedHYPE


HYPEトークンを活用した収益生成プロトコルで、ステーキングや流動性提供を通じてリターンを得られます。こちらもテストで少額のHYPEをステーキングしてみました。良く耳にするNansen絡んでるみたいなのでHyperSwapよりかは多めにこちら側にステーキングしていこうと思います。

フル機能はまだ開発中のようです。

DripTrade

HyperEVM初のNFTマーケットプレイス。

現在は、HypersNFTの売買ができるみたいです。今後さらに多くのプロジェクトが登場するでしょう。

Hypersは2.5HYPEで2枚ミントしました。現在16.9HYPEとまだ盛り上がってほしいところ!

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